場面緘黙症を自力で治す!大人の緘黙にも効果的な治し方とは?
メンタルちゃんへようこそ!
今回は場面緘黙症という疾患について、症状や治し方をお話していきたいと思います。
場面緘黙とは?
場面緘黙とは、ある特定の場面だけ話せなくなってしまう疾患です。
家庭内で家族と普通に会話できるのに、学校や幼稚園など外に出るとしゃべることができなくなってしまいます。
選択性緘黙症と呼ばれることもあります。
場面緘黙は特定の場面で話せなくなってしまう疾患ですが、特定の場面で行動をスムーズに行うことができなくなってしまう場面緘動という疾患を伴うこともあります。
しかし、この場面緘黙の認知度は低く、おとなしい子・人見知りといった性格として認知されるケースが非常に多いです。
なので、日本における正確な発症数は分かっていませんが、アメリカの医学誌によると1000人中7人の割合で発症するとされています。また、女子の方が男子に比べて1.5~2倍ほど発症数が多いとされています。
一般的に幼少期に発症することが多く、成人まで、もしくは成人以降も長く症状が続くため、学校生活や社会生活に大きく影響を与えます。
また、長く症状が続くと他の精神障害を併発するケースもあり、なるべく早いうちに改善させることが必要です。
場面緘黙は不安障害の社会不安障害に分類され、社会不安障害の中には赤面恐怖症、発汗恐怖症などがあります。
人見知りと場面緘黙の違い
場面緘黙は単なる人見知りと勘違いされやすいですが、場面緘黙は人見知りに比べて症状が強く。長い期間続きます。
例えば、単なる人見知りの場合、初対面の人に会ったとき、初めは緊張してしゃべらなかったりしますが、時間が経つにつれ打ち解けて徐々にしゃべりだします。
しかし、場面緘黙の場合、どれだけ時間(日)が経ってもしゃべることができません。
場面緘黙の原因
場面緘黙を発症する一番の原因は過去にトラウマになった出来事やストレスだと言われています。
例えば、自分が発言したことによって過度に周りから注目された、いじめや虐待によるストレスなどが挙げられます。
しかし、発病が幼少期であったり、複合的な要因で発症するケースも多く、原因がはっきりと分からないケースが多いです。
また、場面緘黙を発症する子の多くが先天的に不安になりやすい性格もっており、その性格に加えて過去にトラウマになった出来事やストレスが重なると発病すると考えられています。
しかし、過去に不安障害の治し方の記事でも書きましたが、不安感は腸内環境が影響しています。
『先天的に不安になりやすい性格をもって生まれてきた』というよりも、『赤ちゃんが生まれてくる際にお母さんの産道の腸内細菌や離乳食後の食事によって、不安になりやすい性格になった』ともいえるのではないかと私は考えています。
不安になりやすい性格の子になる原因
性格を決めるのは腸内環境だということは最近の研究でますます説得力を増しています。
赤ちゃんがお母さんの胎内にいるときは腸内はほぼ無菌状態です。
つまり、どの赤ちゃんも横一列で同じ状態です。
しかし、赤ちゃんが生まれる際に産道を通るとお母さんの腸内細菌に触れます。ここで初めて腸内細菌が赤ちゃんの腸の中で増殖していくのです。
さらに母乳を飲み、離乳食を取り始めると、どんどん腸内細菌の種類も増え、豊かな腸内環境になっていきます。
そして、離乳食を終え、普通の食事を摂っていきます。
この過程で不安になりやすい性格の子になるのは、生まれてくる際、お母さんの産道を通るときに触れた腸内細菌と、離乳食を終えた後の食事です。
まず、お母さんの産道を通るときに触れた腸内細菌がなぜ性格に影響を与えるのかというと、それはお母さんの腸内環境にあります。
『不安感が強い性格の人=腸内環境が悪い』ですので、不安になりやすい性格のお母さんの腸内環境は悪い傾向があります。
そして、出産の際に産道を通ると赤ちゃんはお母さんの腸内細菌に触れます。これによって、親から子へ腸内細菌が受け継がれて、赤ちゃんの腸内環境が形成され不安になりやすい性格の子になるわけです。
いわば、産道で腸内細菌を親から子へバトンパスすることによって、性格を受け継いでいる(遺伝させている)と言えるわけですね。
つづいて、離乳食を終えた後の食事が不安になりやすい性格の子になる原因についてです。
離乳食を終えた後の食事はすなわち他の家族が摂る普通の食事のことです。
普通の食事を摂り始めると、食事内容によっては腸内環境を悪くしてしまうことがあります。
腸内環境が悪くなると、不安になりやすい性格になるのです。
場面緘黙を自力で治す方法
長い、長い、前置きでしたがいよいよ本題に入っていきます。
場面緘黙の原因のところでも書いた通り、場面緘黙を発症する一番の原因は過去にトラウマになった出来事やストレスです。
しかし、過去にトラウマになった出来事やストレスがあったとしても、必ずしも場面緘黙を発症するわけではありません。
過去にトラウマになった出来事やストレスに加えて不安になりやすい性格、すなわち、腸内環境が悪いことによって発症するのです。
というわけで、腸内環境を良くすることが場面緘黙を治すうえで重要なのです。
腸内環境を良くする方法は3つあります。
①食物繊維を多く摂取する
食物繊維は便秘を予防してくれる働きがあり、腸内環境改善のためには不可欠な栄養素です。
便秘になってしまうと、腸内細菌や不要になった腸粘膜を排出できず、悪玉菌を繁殖させてしまうため、なかなか腸内環境を改善させることができません。
食物繊維の1日の推奨摂取量は19g以上ですが、現在の日本人の食物繊維摂取量はおよそ13gです。
これはなかなか食物繊維を多く摂ることが難しいためです。納豆など食物繊維が多い食品を積極的に摂りましょう。
②乳酸菌を摂取する
乳酸菌は善玉菌を増やしてくれる効果があります。
善玉菌が増えると腸内環境が良くなっていきます。
有名なものとしてはヤクルトの『シロタ株』ですね。
他にも様々な種類の乳酸菌が含まれている『ビオフェルミンS』も腸内環境の改善に効果があります。
③水分をよく摂る
以外と見落としがちなのが、水分をよく摂ることです。
ヒトの便はおよそ80%が水分ですので、体の水分が不足すると便秘になりやすくなります。水分を多く摂るタイミングは朝が良いです。
朝は腸の蠕動運動が活発になるため、水分を多く摂ると腸を刺激して排便を促してくれます。
また、日中もこまめに水分補給しましょう。
この3つの中で一番摂るのが難しいのが食物繊維ですね。
量を多く摂らないといけないので、毎日続けるのが大変です。そこで足りない分を私は青汁で補っています。
あくまで、青汁は補助的なものなので、食事からしっかり摂りましょう。
↑こちらは大正製薬の青汁です。食物繊維に加えて乳酸菌も入っているので、腸内環境の改善を後押ししてくれます。
スルフォラファンも効果があります!
スルフォラファンって、ご存知ですか?
スルフォラファンはブロッコリーやかいわれ大根に含まれている成分で、近年さまざまな効果があることで知られています。
このスルフォラファンの摂取によって、自閉症が改善されたことが研究で明らかになっています。
自閉症と場面緘黙はまったく別の病気ですが、コミュニケーションの障害があるという点で共通しています。
そこで、私も摂取してみたのですが、確かに効果がありました。以前に比べてコミュニケーションがスムーズになったように感じました。
↑こちらはリプサのスルフォラファンサプリメント。他のスルフォラファンサプリと比べて、ぶっちぎりでコスパがいいです。1日2粒で10mg摂れます。他のメーカさんだと3粒で1.5mg前後のものもあり、買ってから気づくこともありました、、涙
↑こちらはカゴメのスルフォラファンサプリ。大手メーカのサプリということで人気があります。1日3粒で24~50mg摂取できます。1粒に含まれるスルフォラファンの量はトップクラスです。
ただ、唯一の欠点が値段が高いことです。含有量が非常に多いので、仕方がないですかね、、
というわけで初めてスルフォラファンを飲む方はコスパの良いリプサの方がオススメですかね
まとめ
少し参考になりましたでしょうか?
場面緘黙は長い期間症状が続けば続くほど、コミュニケーション能力や人間関係に影響を与えるので、できるだけ早い年齢で改善できるようにすることが望ましいです。
腸内環境をよくすることで不安感を改善すると同時に、スルフォラファンも活用して場面緘黙を自力で治すことができます。
以上で、場面緘黙を自力で治す方法の内容はおしまいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!