自閉症は治るのか?症状によっては改善可能なケースもあります!
ようこそ、メンタルちゃんへ!
今回は自閉症は治るのか?この疑問に答えたいと思います。
自閉症とは?
分かっていそうで実はあまり症状について知られていない自閉症。名前の認知度は高いものの、どんな症状かは知らないって方も多いのです。
自閉症とは、
- 対人関係の障害
- コミュニケーションの障害
- 興味・活動が限られている
が主な症状です。
ほかに、反復行動、言語発達の遅れなどを伴う場合もあります。
しかし、最近の自閉症の定義が広域になっており、従来自閉症として分類されなかった症状も自閉症として分類されています。
アメリカ精神医学会の定めた診断基準(DSM)では現在一般的に言われる自閉症は『自閉症スペクトラム障害』と診断名がつけられています。
一方、世界保健機関の定めた診断基準(ICD)では『広汎性発達障害』という診断名になっています。
微妙に違いがありますが自閉症スペクトラム障害も広汎性発達障害もほとんど同じ症状と思ってもらっていいです。
ただ、広汎性発達障害という診断名は最近使われなくなってきています。
自閉症にはさらにいくつかの下位分類があり、
自閉症(こちらはもともと診断名としてあったもの)
アスペルガー症候群(高機能自閉症)
特定不能の広汎性発達障害
小児期崩壊性障害
があります。(レット障害は広汎性発達障害にのみ分類されます。)
また、日本での自閉症発症率は1000人に1~3人の割合とされています。また、男性の方が女性と比べて4倍ほど発症率が高いとされています。
自閉症になる原因
原因は主に先天的な遺伝とされています。
ただ、自閉症の原因に関しては研究途上であり、確定した原因は明らかになっていません。
ですが、いくつかの仮説はあります。そのひとつが自閉症児の父親の年齢が高齢によることが関連しているのではないかという仮説です。
これは父親の年齢が40歳以上で生まれた子と30歳未満で生まれた子を比較すると、父親の年齢が40歳以上で生まれた子の方が自閉症もしくは類似した症例の子の割合がおよそ6倍だったそうです。
この仮説はアメリカの研究によるものですが、イギリスの研究でも父親の年齢が高齢になると社交が苦手な子が生まれる確率が高くなるという研究結果が発表されています。
社交が苦手な子=自閉ぎみな子ということになりますが、この研究では自閉症とは直接明記されていません。しかし、社交性が低い代わりに知能や集中力が高いというメリットも挙げています。
これは自閉症に特有の一部の分野にのみ興味関心を示すことと関連しているものと思われます。
他に自閉症の後天的な要因として、妊娠中の抗てんかん薬の使用などが挙げられています。
また、自閉症の原因として親の育て方(過保護など)だと主張する人が見られますが、自閉症は生まれつきの発達障害であり、生育環境が原因ではありません。
自閉症は治るのか?
自閉症は現在の医学では根本的な治療法はありません。
自閉症はもとより。自閉症が属する発達障害全体で根本的な治療法はありません。すなわち、現段階医学では自閉症は治りません。
しかし、私の考えでは、治るもしくは改善が可能なケースがあると思っています。それを以下に示します。
①自閉症と誤診されたケース
この場合、自閉症ではないので治る可能性が高いです。
自閉症と誤診されやすい疾患として多いのが場面緘黙です。場面緘黙は家族などと家では話すことができるのに、外に出ると話せなくなる精神疾患です。
家では話すことができるため、コミュニケーションに問題根本的な問題はありません。
しかし、外では話すことができないため、コミュニケーションに根本的な障害があると診断されてしまい、結果的に自閉症と誤診されてしまうのです。
場面緘黙の治し方については過去の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。
②性格として認められるレベルであるにもかかわらず自閉症と診断されたケース
性格として認められるレベルであるにもかかわらず自閉症と診断されるケースがあります。
近年、自閉症の定義が広義になっており、従来では自閉症と診断されなかった症状まで自閉症といわれるようになりました。
こちらも真の自閉症ではないため、改善の可能性があります。
自閉症のコミュニケーションの障害はスルフォラファンで改善されるケースも
上記のケースにあてはまらなかった方でも、対人関係の障害・コミュニケーションの障害は改善されるケースがあります。
スルフォラファンをご存知ですか?
スルフォラファンはかいわれ大根やブロッコリーに多く含まれる成分で近年注目の成分です。
このスルフォラファンが自閉症の改善に有効であることが明らかになっています。
ASD患者44人のうち、29人にブロッコリースプラウト由来のスルフォラファンを18週間毎日摂取してもらい、3種類の行動測定法を用いて、変化を定量的に評価しました。その結果、スルフォラファン摂取グループでは、数値に大幅な改善が認められた一方、スルフォラファンを摂取しなかったグループでは、有意な変化は確認されませんでした。これらの結果により、スルフォラファンの摂取によるADSの症状改善効果の可能性が示唆されました。
出典:村上農園『ニュースリリース&トピックス』より
村上農園の実験結果ではスルフォラファンが自閉症の改善に大きな効果があったということです。
この実験では自閉症のコミュニケーションの障害と対人関係の障害に効果があったようです。
ただ、スルフォラファンを摂取している期間のみ自閉症の症状の改善があり、摂取をやめると元の状態に戻ってしまったそうです。
つまり、自閉症が治るわけではありません。
しかし、スルフォラファンを摂取している期間だけでも自閉症の改善に大きな効果がみられたということは、自閉症を抱えている方のQLO(生活の質)を大きく改善してくれると思います。
自閉症でなかなか人間関係を作れなかったり、仕事や学校でうまくやっていけなかったり、、困っている症状がスルフォラファンを飲みつづけることによって改善するならば価値千金です。
スルフフォラファンはかいわれ大根やブロッコリーに多く含まれていますが、自閉症の改善に必要な量を毎日食事から摂取するのは不可能に近いです。
そこでサプリメントで摂取することをおすすめします。
おすすめのスルフォラファンサプリメントを紹介しますね。
おすすめのスルフォラファンサプリメント
【リプサ】スルフォラファン
こちらは私も飲んでいるリプサのスルフォラファンサプリです。
1日2粒で10mgのスルフォラファンを摂取できます。カプセルタイプのサプリですが、飲みやすいです。
このリプサのスルフォラファンサプリ最大のメリットがコスパの良さです。
ほかのサプリだと3粒で1.5mgしか含まれていなかったり、満足のいく含有量のあるサプリが少ないんですが、この価格でこの含有量はこの商品以外ないですね。
【カゴメ】スルフォラファン
こちらはカゴメのスルフォラファンサプリです。
国内大手メーカーのカゴメが作ったスルフォラファンサプリということもあって、人気がある商品です。
1日3粒で25~50mgと幅はありますが、国内産のサプリではトップクラスの含有量です。
しかし、唯一の欠点が値段が高いことです。これだけ含有量が多いのでこの値段は仕方ないですかね、、
この2商品が私オススメのスルフォラファンサプリです。初めての方はリプサのほうが値段が手ごろでいいかなと思っています。
まとめ
自閉症は治らないですが、スルフォラファンによって改善させることは可能です。
QLO(生活の質)を向上させて、よりよい生活を送りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!